玉名市に移住するメリット・デメリットは?移住支援についてもご紹介

玉名市に移住するメリット・デメリットは?移住支援についてもご紹介

移住先を決める際には、その街の概要や暮らしやすさ、デメリットについても把握したうえで検討したいですよね。
また、自治体がおこなっている支援事業についてもチェックしておくと、移住の不安や負担を軽減して前向きに検討できるでしょう。
そこで今回は、玉名市に移住するメリット・デメリットや、玉名市がおこなっている移住支援についてご紹介します。
玉名市にお引っ越しをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

玉名市に移住するメリット

玉名市に移住するメリット

まずは、玉名市がどのような街なのか、その概要についてチェックしておきましょう。
玉名市は、熊本都市圏と福岡都市圏の中間に位置しています。
玉名市がうたっている「自然が豊かな田舎過ぎない小都市」というキャッチコピーがぴったりの街です。
有明海や菊池川、小岱山や金峰山系の山々に囲まれた地形で、温暖な気候によって育まれた野菜や果実類などが特産物です。
また、ノリやアサリなどの水産業も盛んな地域なので、あらゆる食材に恵まれています。
2024年12月の人口は約6万2,500人で、近年は少子高齢化・核家族化が進み減少傾向にあります。
しかし、移住支援に力を入れており、ホームページなどで玉名市の魅力を発信していますよ。
では、玉名市に移住するメリットについて見ていきましょう。
メリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

メリット1:豊かな自然環境

玉名市は、自然を身近に感じながら生活できる点が大きな魅力です。
きれいな空気と緑豊かな風景に包まれ、落ち着いて過ごすことができます。
海水浴を楽しんだり、山麓の公園でピクニックをしたりなど、自然を満喫できますよ。

メリット2:交通網が整っている

玉名市は、九州のほぼ真ん中に位置しており、市の中央には九州新幹線「新玉名駅」があります。
新幹線を利用すると、熊本駅から約9分、博多駅から約40分、鹿児島中央駅から約80分で新玉名駅にアクセス可能です。
JR鹿児島本線がとおっており、玉名市内には3つの駅があります。
また、近隣には九州自動車道「菊水インターチェンジ」や、長崎県と熊本県を結ぶ有明フェリーの「長洲港ターミナル」もあります。
玉名市は、九州の各方面へ交通網が整っている便利な立地です。

メリット3:教育環境が充実している

玉名は多くの学校が集まる学園都市としても知られています。
小学校・中学校が22校、高校が5校、大学が1校あります。
高校は、進学、工業、農業、看護とさまざまな学科があり、進路の選択肢が豊富です。
医療福祉系の大学もあり、学生が多いことから、治安が良く安心して子育てできる街です。

メリット4:日常的に温泉を楽しめる

玉名市には、1300余年の歴史がある「玉名温泉」と、夏目漱石ゆかりの「小天(おあま)温泉」があります。
玉名市内には多くの温泉施設があり、観光スポットとして人気です。
玉名市に移住すると、日常的に温泉を楽しめますよ。

玉名市に移住するデメリット

玉名市に移住するデメリット

玉名市は、自然を身近に感じながら生活できることや、教育環境が整っていることなど、移住すると多くのメリットを得られますが、デメリットも存在します。
移住は、生活の拠点が変えるという大きな決断です。
しっかりとデメリットについても把握し、慎重に検討しましょう。
玉名市に移住するデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

デメリット1:車での移動がメインになる

玉名市は、熊本や博多方面、また長崎にもアクセスできる交通機関が整っています。
しかし、市内を走るバスの本数が少なく、車での移動がメインになります。
したがって、車を所有していない方にとっては、不便さを感じるかもしれません。

デメリット2:買い物ができる大型の店舗がない

玉名市には、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどの店舗が点在しているため、日常的な買い物に困ることはありません。
しかし、ウインドウショッピングを楽しみたい場合や、少し高価な贈り物を探したいときなどに出かけられる大型の店舗がないため、市外まで買い物に出かける必要があります。

デメリット3:飲食店が少ない

玉名市は、都会に比べると飲食店が少ないこともデメリットの1つです。
夜遅くまで営業している居酒屋があまりなく、おしゃれなカフェも少ないエリアです。
玉名市に移住すると日常生活には困りませんが、賑やかなエリアで暮らしたいという方は、駅周辺で物件を探すことをおすすめします。

玉名市がおこなっている移住支援

玉名市がおこなっている移住支援

前章で解説したように、玉名市に移住すると、いくつかのデメリットもありますが、落ち着いた環境で暮らしたい方にはおすすめの街です。
また、玉名市では移住者向けの支援事業もおこなっています。
移住時の不安や負担を少しでも軽減するために、玉名市の移住支援事業についてチェックしておきましょう。
玉名市では、移住者を促進するため、以下のような支援事業をおこなっています。

玉名市移住支援事業

玉名市では、東京圏(埼玉県、千葉県、東京都および神奈川県)から移住した方に対し、移住支援金を交付しています。
この事業は、玉名市内への移住・定住の促進と、中小企業などにおける人手不足を解消することが目的です。
対象となるのは、移住直前の10年間で通算5年以上、もしくは直近で1年以上東京圏に在住、あるいは通勤していた方です。
また、玉名市のマッチングサイトに掲載されている中小企業などの求人に就業する、もしくはテレワークにより移住前の業務を継続する必要があります。
玉名市で起業する場合も対象となります。
さらに、申請者を含む2人以上の世帯員が同一世帯に属し、かつ転入後1年以内に申請しなければなりません。
これらの条件を満たす場合、2人以上の世帯の移住者は100万円、単身の移住者であれば60万円受け取ることができます。
18歳未満の世帯員と一緒に移住する場合は、さらに18歳未満の方1人につき100万円が加算されます。
ただし、予算を超えた時点で受付を終了する場合があるため、早めに申請するようにしましょう。

玉名市第3次定住促進補助事業

玉名市の人口の増加と地域の活性化を図ることを目的に、玉名市で住宅を取得して転入する方に対して、補助金を交付する事業です。
第3次住宅取得補助金
玉名市で500万円以上の住宅を購入して転入した、もしくは転入後1年以内に購入した方を対象に、20万円を交付しています。
玉名市内に事業所がある法人または個人に直接工事を依頼した場合は、10万円加算されます。
転入前の3年間は玉名市に住んでいないことや、市税などの滞納がないことが条件です。
第3次住宅リフォ―ム補助金
玉名市に転入するために住宅を取得する際、または転入後1年以内に、市内の業者に依頼してリフォーム工事をおこなった方に、リフォーム費用の半額(50万円限度)を交付しています。
補助対象となるリフォーム工事の種類が決まっているため、確認したうえで検討しましょう。
第3次空き家取得補助金
玉名市が運営する空き家バンクを利用して空き家を購入し、その空き家に転入した方を対象に、購入金額の1割の額(100万円限度)を交付しています。
申請期間は、空き家の購入日もしくは転入日の翌日から1年以内です。

まとめ

熊本県玉名市は、豊かな自然に囲まれた環境で、落ち着いた生活ができる、移住におすすめの街です。
ただし、車での移動がメインであることや、大型のショッピングモールがないことなどを事前に理解しておく必要があります。
玉名市では移住者を対象にさまざまな支援事業をおこなっているため、「田舎過ぎない小都市」である玉名市への移住を検討してみてはいかがでしょうか。