山鹿市に移住するメリットとデメリットは?移住支援についても解説

山鹿市に移住するメリットとデメリットは?移住支援についても解説

田舎暮らしやスローライフを目的に、移住を検討するケースは少なくありません。
しかし、憧れの生活が楽しみな反面、不安や疑問点を抱えている方も多いのではないでしょうか。
理想の生活を送るためには、移住先の街のメリットやデメリットを知っておくことがポイントです。
今回は山鹿市に引っ越しをお考えの方に向け、住むメリットとデメリット、移住者向けの支援について解説します。

山鹿市に移住するメリット

山鹿市に移住するメリット

まずは、山鹿市に移住するメリットについて解説します。

メリット1:子育て支援が充実している

メリットとしてまず挙げられるのが、子育て支援が充実していることです。
山鹿市は、子育て世帯を手厚くサポートしています。
妊婦健診費用や乳児健診費用の助成、高校生まで医療費を無料にする、子ども医療費助成など、妊娠段階から子育ての支出を支援しているのが特徴です。
また、下記のとおり山鹿市ならではの子育て支援もあります。

●新生児等育児用品購入補助事業
●幼児教育・保育の無償化
●新入学児童へのランドセル贈呈


子育てしやすい街なので、子どもがいらっしゃるファミリーでも安心して移住することができます。

メリット2:歴史を感じる風情ある街並み

山鹿市には、江戸時代から山鹿市のメイン通りとして栄えてきた、豊前街道があります。
当時の面影を感じられる、古き良き建物が現在も多く残っており、歴史を感じられる街並みが魅力です。
明治期に建てられた「八千代座」は、今も現役の芝居小屋として営業しており、国指定の重要文化財となっています。
また、昔ながらの商屋を活用した飲食店や土産物屋、山鹿灯籠民芸館や寺社などがあることも、メリットの一つです。
歩いているだけでも楽しい、歴史の流れを感じられる街並みを残しています。

メリット3:食べ物やお酒が美味しい

メリットとして、食べ物やお酒が美味しいことも挙げられます。
山鹿市は菊池川が育んだ、豊かな大地が広がるエリアです。
春はたけのこ、スイカ・メロン、夏はお茶、ワイン用のブドウ、秋は菊池川流域の評価の高いお米に栗、冬にイチゴやハウスきんかんなどなどが生産されています。
そのなかでも、やまが和栗は、西日本一の生産量を誇っているのが自慢です。
日本酒酒蔵やウイスキー蒸留所、ワイナリーが市内に点在しており、美味しいお酒を楽しむこともできます。
お酒を醸している=水が美味しいということです。
美味しい水は美味しい食材も育んでくれるので、山鹿市は食についての魅力も多い街といえるでしょう。

山鹿市に移住するデメリット

山鹿市に移住するデメリット

続いて、山鹿市に移住するデメリットについて解説します。

デメリット1:車がないと生活しにくい

デメリットとしてまず挙げられるのが、車がないと生活しにくいことです。
地方に該当する山鹿市は、公共交通機関が十分に発達していません。
電車やバスの路線が限られており、本数も少ないのが現状です。
そのため、移住する場合は車の所有は必須といえるでしょう。
ご自身や家族のライフスタイルによりますが、一家で2台以上所有しているケースも多いです。
もし車がない状態で引っ越しをした場合、本数の少ない電車やバスに合わせた生活を送ることになり、不便に感じるかもしれません。
都会では車がなくても生活ができますが、移住後に快適な暮らしをするなら、車の購入を検討なさってください。

デメリット2:買い物施設が少ない

買い物施設が少ないことも、デメリットの一つです。
都会に比べると、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの数が少なくなります。
徒歩圏内にない場合も多く、買い忘れがあったときもすぐに買いにいきにくいのがネックです。
また、品ぞろえが少なかったり、ほしいものが手に入らなかったりといったことも懸念されます。
都会なら簡単に購入できたものが、手に入りにくいのがデメリットです。

デメリット3:都会に比べて求人が少なく収入も低い傾向にある

デメリットとして、求人が少ないことも挙げられます。
お店や企業の数が少なく、どうしても求人の数が限られるため、仕事を得ることが難くなる可能性があります。
移住後に会社員やパートなどで働きたいとお考えの場合は、あらかじめ求人情報をチェックしておくのがおすすめです。
また、都会に比べて、収入も低い傾向にあります。
同じような仕事に就けたとしても、移住前とあとでは収入が低くなるかもしれません。
移住する場合は、思うようにキャリアアップできない可能性も、視野に入れておく必要があります。

デメリット4:自然災害に注意が必要

山や川に近く、自然環境に恵まれている場所は、スローライフにぴったりです。
しかし、その反面、災害が起きたときは土砂崩れや水害などが懸念されます。
自然災害の多い日本において、どこに住んでいてもリスクがともなうのが現状です。
しかし、自然に囲まれている環境では、とくに注意する必要があります。

山鹿市がおこなっている移住支援

山鹿市がおこなっている移住支援

最後に、山鹿市がおこなっている移住支援について解説します。

支援1:Uターン子育て世帯住宅支援事業補助金

Uターン子育て世帯住宅支援事業補助金とは、山鹿市へUターンする子育て世帯の方が対象となる支援です。
山鹿市で住宅の新築や増築、改築や改修、購入する場合に、対象費用の一部が補助されます。
Uターン子育て世帯とは、過去に1年以上継続して山鹿市の住民基本台帳に記録され、市外に転出した方が、18歳未満の子どもとともに再び市内に転入する世帯のことです。
補助を受ける場合、契約や申し込みの前に、山鹿市役所地域生活課にて事前相談が必要となります。

支援2:移住支援金

移住支援金とは、東京圏から熊本県へUIJターン就業・起業する方向けの支援制度です。
支給金額は2人以上の世帯なら100万円、単身の場合は60万円です。
令和5年4月以降、18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合、18歳未満の者1人につき100万円が加算されます。

支援3:お試し住宅

山鹿市では、山鹿市がどのような地域であるのかを体験できる、お試し住宅が用意されています。
お試し住宅を利用し、お試し移住をおこなうことが可能です。
短い期間でも住んでみることによって、山鹿市が理想の街なのかが判断できます。
お試し住宅があれば、引っ越し後「イメージと違った…」という事態を防ぐことができるでしょう。
お試し住宅の例として、下記が挙げられます。

●山鹿市の中心街から車で10分、毎日温泉を楽しめる山鹿地域の住宅
●県内有数のお茶の産地である岳間地域にあり、静かな環境で過ごせる鹿北地域の住宅


移住計画の一つとして、気軽に利用することができます。

支援4:山鹿市産木材の家づくり推進事業

山鹿市産の木を使って家を建てるとき、購入時の費用を補助する支援もあります。
使用する木材の60%以上が山鹿市産木材であることや、山鹿市内に新築される木造住宅であることなどが条件です。
また、建築主が自ら居住するために所有、または所有しようとする住宅である必要もあります。

まとめ

山鹿市に移住するメリットは、子育て支援が充実していることや歴史ある街並みが魅力的な点、食べ物やお酒が美味しいところなどです。
デメリットとして、車がないと生活しにくいことや買い物施設が少ないこと、都会に比べて求人が少なく収入も低い傾向にあることなどが、主なデメリットとなります。
Uターン子育て世帯住宅支援事業補助金や移住支援金、お試し住宅など、さまざまな移住支援が用意されているので、安心して引っ越しすることが可能です。